遺言書の裁判について・・・

遺言書にかかわる判決がでました!

んん?遺言書で裁判!?

こんにちは、司法書士しおり綜合法務事務所です。

先日、最高裁判所にて「遺言書」に関する判断が下されました。

どんな遺言書が裁判の対象になったかというと、亡くなった父親が相続人の一人である長男にほぼ全ての財産を相続させると自筆で書いた自筆証書遺言でした。しかしこの父親は、その遺言書を作成した後、遺言書の左上から右下にかけて、自ら赤い斜め線を引いたというのです!

この行為によって、「遺言が故意に破棄された」として、もう一人の長女が遺言書の無効を求めて起こした裁判でした。

最高裁判所は、1審2審の判決を覆し、「赤いボールペンで文面全体に斜線を引く行為は、一般には遺言の効力を失わせる意思の表れとみるべき」とし、対象となった「遺言の効力はない」と結論付けました。

現在、超高齢化社会を迎え、東日本大震災や、終活ブームなどの影響もあってか、遺言書作成について、いろいろなメディアで採り上げられるようになりました。

遺言書は、自身の最後の意思であり、とても大切なものです。!

相続人ではないけれど財産を残したい相手が居るというような場合

・・・例えば長男のお嫁さんがずっと自分の面倒をみてくれていたので、そのお嫁さんに何かをあげたいと思っていても、長男のお嫁さん自身は相続人ではない為、遺言でそのお嫁さんに相続させる意思を示さなければその人には何も残りません。

また逆に、相続人ではあるが、財産を残したくないような相手が居る場合

・・・例えば勝手に家を出たまま、どこにいるのかもわからないような息子が居るような場合に、何もしなければ息子は相続人となるので、残された相続人で遺産を分ける遺産分割協議にはその息子も必ず参加しなくてはならず、捜しても行方が知れないようなときには、裁判所に申立をして不在者財産管理人を選任しなくてはなりませんので、他の相続人に対して大変労力がかかってしまいます。

遺言書を書くと言うことは、残された人々のためにもとても大切なことなのです。

さて、実際に遺言書を書こうと考えたものの、どんな風に書けばいいのかが分からないという方が大半だと思います。最近ではメディアでも多く採り上げられていますので、そうしたものを参考にして書く方も多く、そのほとんどは、「自筆証書遺言」によるものではないかと思います。前述の裁判の対象にもなった自筆証書遺言というのは、文字通り、遺言をする人が遺言の全文・日付・氏名を自書し、押印して作成をするものです。

いつでも作成できますし、費用も手間もかかりません。その反面、記載する内容の重大さを考えると、デメリットが多く浮かぶのも事実です。

例えば、日付だけをみても、もちろん年、月、日どれも欠けてはだめです!「11月吉日」と記載しても正確な日付が特定できないのでダメ!そもそもの「法的要件の不備」によって無効になる可能性もあります。仮に有効な遺言書の作成ができた場合にも、紛失したり、相続人が発見できなかったりとういことも考えられます。

また、自身に都合が悪い内容が書かれていることを知った相続人により、偽造や隠匿の心配もあります。

今回の裁判では、あとから赤いボールペンで斜線を引いたのが本人であると証明できたので遺言は無効とされましたが、文字ではなく赤い斜線を引いたような場合には、本人によるものであるかの証明は通常困難だと思われますので、本人による遺言の破棄ではなく、誰かの手によって遺言が偽造された可能性も出てくるでしょう。かなり心配ですね。

こうしたデメリットを解決するのが、「公正証書遺言」です。

公正証書遺言とは、公証人に作成してもらい、かつ原本を公証役場で保管してもらう方式の遺言です。紛失や偽造のおそれもなく、法的に安全・確実な方法です。自筆証書遺言に比べ、費用や手間はかかりますが、それも後日の紛争を防ぎ、残された人達のことを考えれば、苦になるほどのものではなく、一番望ましい方法ではないかと思います。

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